鶴見俊輔/安野光雅/森 毅: 編
筑摩書房, 194×138mm, hard
「哲学」の狭いワク組みにとらわれることなく、あらゆるジャンルの中より、哲学者の論文、批評家のエッセイ、文学者の随想など、秀れた日本語によるわかりやすく示唆に富んだ文章だけを集めたもの。
まさに自分の哲学を紡ぎだすための手掛りとなるアンソロジー集。
ちくま哲学の森1 恋の歌
前の妻・今の妻 吉野秀雄/わが沈黙の共謀者よ! キルケゴール/セックス対愛らしさ D・H・ロレンス/予審調書 阿部定 他
ちくま哲学の森2 いのちの書
私は百姓女・老いて 吉野せい/萩の花 宮本常一/死生 幸徳秋水/「ガリヴァー」の作者の死 中野好夫/拷問 ジャン・アメリー 他
ちくま哲学の森3 悪の哲学
湯の町エレジー 坂口安吾/悪人礼賛 中野好夫/困ったときの友 モーム/善人ハム 色川武大/善良な田舎者 オコナー 他
ちくま哲学の森4 世界を見る
朝鮮での私の生活 金子ふみ子/歴史の効用と楽しみ ノーマン/研究者と実践者 桑原武夫/無思想人宣言 大宅壮一/哲学革命 ハイネ 他
ちくま哲学の森5 自然と人生
単細胞生物 ファーブル/星は周る 野尻抱影/ある遭難の記録 槙有恒/梶田富五郎翁 宮本常一/ピュトクレス宛の手紙 エピクロス 他
ちくま哲学の森6 詩と真実
作日動く砂は ジャコメッティ/自画像 寺田寅彦/断食芸人 カフカ/模倣と独立 夏目漱石/素樸ということ 中野重治/芝居絵 花田清輝 他
ちくま哲学の森7 驚くこころ
まんじゅうの皮とあん 国分一太郎/伊香保へ行って温泉に入ろう 山下清/父と息子との対話 林達夫/科学的な暗殺者 ファーブル 他
ちくま哲学の森8 生きる技術
空気草履 古今亭志ん生/大寅道具ばなし 斎藤隆介/いろはだとえ モラエス/饒舌について プルタルコス/日本の理想 唐木順三 他
ちくま哲学の森
別巻 定義集
「愛」に始まり「国家」「退屈」に寄り道して、「笑い」にいたる四五〇項目の定義集。一日一項目、ゆっくりと効いてきます。
カバーに多少スレ、キズ、ヤケ。
2、5巻月報欠。
その他良好。