山口広:
著
建築ジャーナリズム研究所,
1968年, 119p, 300×220mm, hard
年表においては、事実の正確な記述が必要であるのはもちろん、それ以上に事実の歴史的評価が大切であるという認識のもと、建築史家
山口広が近代建築の歴史的発展の総過程を、なるべく総合的に把握できるよう広く史実の収録を試みた書。
ただ無味乾燥な建築史年表の羅列ではなく、年表の構成については、「人と作品」(第2章では「人と動き」「建築作品」)、「工学・技術」「一般史(西洋史)」「日本史」という形で欄を分け、それぞれの流れを一目で追いかけられるような構成となっている。
「工学・技術」については、建築のみならず、土木、電気、機械等の関連ある諸工学技術も含まれている。
第1章 近代への胎動
1750-1909
第1節 工学・技術の進歩
第2節 建築家の変貌
第3節 体制への反抗
第2章 近代建築の展開
1910-1959
第1節 近代建築家像の形成
第2節 近代建築の多様性
第3節 新しい道
函に経年のスレ、キズ、ヤケ、ヨゴレ。
本体表紙に多少スレ。
小口天地、ページ周縁部経年ヤケ。
その他良好。