吉田伸之・伊藤毅: 編
東京大学出版会, 2010年, 302p, 215×155mm, hard
日本、西洋、東洋とそれぞれの地域で「都市」は形成と解体を重ねつつ受け継がれてきた。
内包されつつ形作られてきた理念の源流をたどり、特徴的に現われる諸都市の実態を比較するなかで、都市に生きる人々の精神や社会・文化を浮かび上がらせる。
主要目次
序 方法としての都市イデア(伊藤 毅)
I ひろげる
1 移行期の都市イデア(伊藤 毅)
2 地中海都市(陣内秀信)
3 都市図屏風とイデア(杉森哲也)
II 考える
1 豊臣秀吉の京都改造と「西京」(三枝暁子)
2 萩城下の都市民衆世界(森下 徹)
3 幕末・明治初期の横浜(青木祐介)
4 近代移行期の東京(松山 恵)
5 社会主義の都市イデア(池田嘉郎)
III さぐる
1 開京――高麗建国期の都城化(禹成勲)
2 バスティード――中世南フランスの新設都市(加藤 玄)
3 町家――中国都市のイデア
(高村雅彦)
4 与板――近世の小城下町と寺社(朴澤直秀)
5 オラン――地中海の「ラテン的」植民都市(工藤晶人)
カバーに多少スレ、キズ、ヤケ。
小口天地、ページ周縁部多少ヤケ。
その他良好。