岩瀬文夫: 著
日経BP社,
2006年6刷, 134p, 278×206mm, soft
『日経アーキテクチュア』での連載「ひび割れのないコンクリートのつくり方」を一冊にまとめたもの。
トラブルの原因は、主にコンクリートの乾燥収縮によるひび割れ。
コンクリートは、セメント、水、砂、砂利を練り混ぜた生コンクリートを型枠に打ち込んでつくる。
この際、水の量が多すぎると硬化の過程で蒸発する水の量も多くなり、乾燥収縮ひび割れが生じやすくなる。
ひび割れが生じると、コンクリートの中に埋め込んだ鉄筋がさびて、建物の耐久性を短くする恐れがある。
本書で提案するひび割れ防止策は、水の割合を抑えた生コンを使い、打設後に再び振動を与えて無駄な水を追い出す、といったものであり、さらには、コンクリート表面を密実にする養生方法など、水分の蒸発を防ぐ様々な方法も解説。
表紙に多少スレ、キズ、ヤケ。
小口天地、ページ周縁部多少ヤケ。
天に小さな押印1箇所。
その他良好。