ロシア・アヴァンギャルド建築/八束はじめ

八束はじめ: 著
INAX出版会, 1993年, 516p, 245×167mm, hard

ロシア・アヴァンギャルド建築全史。
近代建築史に一閃の輝きを残したロシア・アヴァンギャルド建築の思潮、運動、作品の細部を図版800余点と共に辿る一冊。

目次
第1章 ロシア・アヴァンギャルドの成立
1. アヴァンギャルドへの途
2. タトリンとマレヴィッチ
3. 革命芸術組織から第三インターナショナル記念塔へ
4. 構成主義の誕生
5. 構成主義の周辺
6. リシツキーとヨーロッパ・コネクション

第2章 遅れ来るもの−アヴァンギャルド建築を目指して
1. 世紀末から古典主義へ――ロマン的古典主義と民族主義
2. アカデミストたち
3. ロマン的古典主義からアヴァンギャルディズムへ
4. 「赤のテルミドール」期アヴァンギャルド――ステージの実験
5. 全ソ農業手工業博覧会と労働宮殿コンペティション

第3章 生活様式の変革とコミューン
1 田園都市運動――ロシア近代都市計画の夜明け
2 革命の都市
3 新しい共同体へ――生活を変革せよ
4 都市コミューンから労働者住区へ

第4章 構成主義と合理主義
1. VKhUTEMAS
2. ヴェスニン兄弟と建築における構成主義の確立
3. ギンスブルグ――様式論から機械のパラダイムへ
4. OSAと機能的方法
5. ラドフスキーとASNOVA
6. シューホフと技師たち

第5章 コンスタンチン・メーリニコフ
1. パリ装飾博覧会
2. メーリニコフ邸−共産主義の中での個人主義のヴィジョン
3. 語る建築

第6章 フォルマリズムのアポリア
1. イリヤ・ゴロゾフと構成主義のスタイル化
2. 「新」世代と「旧」世代――「構成主義スタイル」のリミット

第7章 社会のコンデンサー
1. モニュメントから社会のコンデンサーへ
2. 労働者クラブ――文化宮殿

第8章 ドム・コムーナへの途
1. ドム・コムーナの探究
2. STROIKOMチームの理念と活動
3. ドム・ナルコムフィンと転換期タイプ
4. ハウジング・コミューン

第9章 臨界実験
1. 「アルキテクトン」
2. 建築ファンタジア(1)

第10章 構成主義の星――イワン・レオニドフ
1. 「レーニン研究所」プロジェクト
2. レオニドフの展開――都市の解体の萌芽
3. 新しい社会タイプのクラブ

第11章 地方都市の動向
1. イヴァノヴォ――ヴォツネセンスク
2. ハリコフ
3. 中央アジアとアルメニア・グループ

第12章 都市計画戦争
1. 第二次都市計画戦争の端緒――ユーリ・ラリン
2. 「都市派」建築的シェマ
3. 「非都市派」とミリューチン
4. 第一次五ヵ年計画とニュータウン

第13章 ユートピアの風景
1. グリーン・シティ・コンペティション
2. ポスト・ドム・コムーナのヴィジョン
3. イカルスの翼

第14章 国際的コネクション
1. ル・コルビュジエとソ連
2. 中欧コネクション
3. その他のコネクション

第15章 アヴァンギャルドの転回点
1. VOPRAの成立と「文化革命」
2. ソヴィエト・パレス・コンペティション
3. 組織の再編と個人弾劾の開始
4. 重工業省コンペティション

第16章 終局の構図
1. 一国社会主義の方へ
2. 第一回全ソ建築家同盟総会
3. アヴァンギャルドの転向の諸相

第17章 宴の後
1. 「スターリンの建築」
2. モニュメンタルな都市
3. 地下鉄――「社会主義のショーウィンドウ」
4. 建築ファンタジア(2)
5. スターリン・スカイスクレーパー

第18章 ポスト・スクリプト−「意図せざる皮肉」


カバーに多少スレ、キズ、ヤケ。
小口天地、ページ周縁部多少ヤケ。
その他良好。

販売価格 0円(税込)
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