西川孟、内藤昌: 著
講談社,
1977年, 394p, 428×305mm, hard, 函
あるがままの”桂”の造形的特質を可能な限り具体的に把握し、ひいてはその実体に潜む思想や美学を歴史性において理解するという意図のもと作成された作品集。
桂離宮の御殿内部、外部はもちろん、沓脱石や手水鉢、月見台、飛石など様々な美しい部分を雪景なども含め多数収録。
後半は「論文」と題し、「桂」の歴史、「桂」の美学を考察するテクストが豊富におさめられている。
桂離宮 図版
序章 「桂」以前
本章 桂離宮
桂大川端・御幸道/御殿内部/御殿外観/月波桜・中島/外腰掛・天の橋立
松琴亭/賞花亭・園林堂・笑意軒
追章 「桂」以後
解説 内藤昌
桂離宮 論文
第一編 「桂」の歴史
第一章 草創−智仁親王の時代
第二章 最営−智忠・穏仁親王の時代
第二編 「桂」の美学
第一章 数奇屋造−様式の座標
第二章 マニエリスム−虚構の思想
史料/年表/文献総目録/実測図ほか
別紙「桂離宮全図」付。
輸送函欠。
帙にスレ、キズ、ヤケ、褪色。
表紙に多少スレ。
小口天地、ページ周縁部多少ヤケ。
その他良好。