オットー・フリードリッヒ・ボルノウ: 著、大塚恵一・池川健司・中村浩平: 訳
せりか書房,
1994年, 324p, 216×155mm, hard
本書はアリストテレス以来の空間概念を歴史的に検討するとともに、人間のきわめて日常的な生における空間の具体的な例
――地表、垂直線と地平線、前と後、右と左、パースペクティヴ、世界の中心としての家屋、戸口、窓、寝室、敷居、道等また、聖なる空間、行動空間、夜と昼の空間、愛の空間
――のもつ意味を、ハイデッガー、ミンコフスキー、バシュラール、エリアーデ、ビンスヴァンガー、サルトル、メルロ=ポンティを援用しつつ鋭く分析し、<人間の生は空間的である>ことを強く主張し、現代の危機的、疎外的状況からの脱出の指針を提示する画期的な<空間の現象学>の書。
カバーに多少スレ、キズ、ヤケ。
小口天地、ページ周縁部多少ヤケ。
裏見返しに個人朱蔵印(タテ4.2×ヨコ2.6cm)あり
その他良好。