鹿島出版会,
1992年, 124p, 294×221mm, soft
特集 前川國男の遺した空間
前川國男の建築空間そのものに焦点を当て、平面、立面、構成、配置、素材、ディテールなどの具体的な手法を通して空間を分析し、現在の時点から振り返ってみたとき、前川の建築がもつ魅力とは何か、あるいは示唆するところは何かを解き明かしていく。
収録作品:
紀伊国屋書店旧館
1947
紀伊国屋書店旧館の空間分析|岸和郎
京都会館
1960
建築的であること/非−徹底的であること|根岸一之
国立西洋美術館新館
1979
国立西洋美術館と前川國男|内田祥士
東京文化会館 1961
東京文化会館の図像分析|鈴木恂
晴海高層アパート
1958
立体インフラとしての高層集合住宅|初見学
東京文化会館
1961
前川國男ロマンと東京文化会館コスモロジー|後藤伸一
旧前川自邸
1940
典型への収斂・典型からの回避|植田実
神奈川県立音楽堂・図書館 1954
モダニズムの遺作|小宮山昭
熊本県立美術館
1977
壁をめぐる旅の空間−前川國男の「建築的散策路」|富永譲
前川國男と近代様式 形態論的再考
森永キャンディストアから埼玉県立博物館まで|越後島研一
東京海上ビルディング本館
1974
前川國男の方法論と東京海上ビルディングの高さについて|河原一郎
インタビュー: シャルロット・ペリアン
前川國男年譜
表紙に多少スレ、キズ、ヤケ。
小口天地、ページ周縁部多少ヤケ。
その他良好。