新建築社, 2025年, 232p+232p, 297×220mm, soft
建築100年
PART1
監修者
加藤耕一(東京大学大学院工学系研究科教授)
坂牛卓(チリ・カトリック大学客員教授)
権藤智之(東京大学大学院工学系研究科准教授)
長谷川香(東京藝術大学美術学部建築科准教授)
刊行のことば
連鎖としての建築史
──新建築100年を読み継ぐ
吉田信之(新建築社社主)
はじめに
加藤耕一(監修者代表)
建築100年のマトリクス(20世紀編)
論考
現代建築の歴史をひらく
加藤耕一
空間価値の変容
坂牛卓
BEFORE
1920s
歴史主義からの脱却 長谷川香
コラム:
鉄筋コンクリート──技術革新のアナクロニズム 後藤武
19世紀のハウジングから20世紀のジードルンクへ 海老澤模奈人
1920s
第一次世界大戦後の世界
加藤耕一
コラム:
表現主義と分離派建築会──方法としての鉄筋コンクリート造 田路貴浩
近代社会における死と建築 長谷川香
1930s
1930年代の激動 坂牛卓
コラム:
コラボレーションによる構造デザインの幕開け 金田充弘
1940s
破壊から再生へ 長谷川香
コラム:
戦中に胎動する建設工業化 山名善之
世界の戦災復興と都市 頴原澄子
1950s
つくられた豊かさ 権藤智之
コラム:
コンクリート──希望と幻滅 Diego
Grass
資材の再利用と建築時間論 加藤耕一
建築の冷戦 本田晃子
1960s
船は何処へ 長谷川香
コラム:
環境建築のはじまり 岩元真明
1970s
進歩と調和 権藤智之
コラム:
建築家と住宅──1970年代の土壌 塩崎太伸
アフリカのモダニズム 樫村芙実+小林一行
1980s
戦場の拡張 坂牛卓
コラム:
建築と思想 松井健太
1990s
歴史の終焉/21世紀を告げる新たな狼煙 加藤耕一
コラム:
1990年代についての証言 西沢大良
1990年代の環境と技術 清野新
コンピュテーショナル・デザインはいつ始まったのか? 平野利樹
ライトコンストラクション ヨコミゾマコト
平凡な素材だけでつくる非凡な建築 長谷川豪
環境共生 金子尚志
ハイテク建築家によるリノベーションの展開 常松祐介
身体的な脆さの共有 篠原雅武
建築家が「巨大性」に触れた時代 藤村龍至
1995年の建築的現実──閉じられた空間に穴 大澤真幸
建築100年
PART2
監修者
加藤耕一(東京大学大学院工学系研究科教授)
坂牛卓(チリ・カトリック大学客員教授)
権藤智之(東京大学大学院工学系研究科准教授)
長谷川香(東京藝術大学美術学部建築科准教授)
刊行のことば
連鎖としての建築史
──新建築100年を読み継ぐ
吉田信之(新建築社社主)
はじめに
加藤耕一(監修者代表)
建築100年のマトリクス
論考
夢みたモノは
権藤智之
共同性を立ち上げる
建築のモニュメンタリティを巡って
長谷川香
2000s
コラム:フラットの裂け目 権藤智之
ダイアグラムと建築 坂牛卓
ファッションと建築 成実弘至
デジタル技術と構造デザイン 浜田英明
構築的・皮膜的 権藤智之
感性的,身体的表現 伊東豊雄
ミニマリズム 仲山ひふみ
中国現代建築のタンジビリティ 市川紘司
新素材の形 澤秀俊
物質循環の中の分解 藤原辰史
建築の民主化とリノベーション 馬場正尊
Small
Scale, Big Change: New Architectures of Social
Engagement
アンドレス・レピック
都市のリサーチと実践 南後由和
2000年代──都市は「地平線を変える建築」を競った 相浦みどり
「歴史」を巡る政治と都市 長谷川香
2010s
コラム:人と物の位置 坂牛卓
感性 桑原俊介
精緻な関係性記述の先に 伊藤維
「住居」に近付いたオフィスは「森」や「街」に近付く 羽鳥達也
デジタル建築 池田靖史
裸の建築:現代的実践における素材の真正への回帰 オサム・オカムラ
掘るあるいは積むという行為に帯びる情緒 川井操
中大規模木造 小見山陽介
生環境の社会的転換 能作文徳
物質循環の美学 岡部明子
保存から変化へ 加藤耕一
モノからのアプローチ/ボトムアップ 門脇耕三
シェアハウスの日本的展開―制度・空間・コミュニティの交差点 宮原真美子
公共建築とパブリック・リレーションズ 榊原充大
地表の記憶 人びとの記念 戸田穣
2020s
コラム:次の100年を求めて 加藤耕一
文化財と再利用のはざま 寺本恒昌
その正当性を,空間的に問い直す営み アサダワタル
情報通信技術(ICT)と都市 吉村有司
パブリックライフを引き出す新しいパブリックスペース 高柳誠也
表紙に多少のスレ、キズ。
その他良好。
※画像は参考用サンプルです。実物の状態は商品説明をご確認ください。