日本建築家協会: 編
彰国社,
1963年, 330p, 200×213mm, hard
1950年代より日本でも、新しい人間生活にふさわしい建築空間をつくりだしていくための基準寸法が求められた。
本書は、その基準寸法「モデュール」に関して行われた様々な調査研究などを通しまとめられた一冊。
「モデュール」について、その歩み、意味、作品例、標準化問題、海外の状況など、多くの写真や図面、ディテール、数値データなどを用いて解説。
目次
1.
モデュールの歩み
1-1. 新しい秩序を求めて
1-2. 伝統的尺度と空間の移りかわり
1-3. 鉄の出現
1-4.
あらたな展開
2. 設計とモデュラー・コーディネーション
2-1. 生産システムと設計
2-2. 部品の分類
2-3.
基準線
2-4. 接合部
2-5. 誤差と公差
2-6. 部品化されないエレメント
2-7.
組立て設計の実際
3. 作品例
・ 西洋美術館| ル・コルビュジエ
・ S氏邸| 吉阪隆正
・ 香川県庁舎| 丹下健三
・
作品 No.54| 池邊陽
・ 大森三中| 内田祥哉
・ 平公営アパート/SH-30| 広瀬鎌二
ほか
4.
部品化と標準化
4-1. 建築部品
4-2. 部品性能の標準化
4-3.
JIS建築モデュールの構成
4-4. 品質管理の方法
4-5. 性能のランキング
4-6. 精度のランキング
5.
海外における工業化の現状
5-1. ISOを中心とする建築工業化活動の背景
5-2. ソビエト
5-3. フランス
5-4.
その他ヨーロッパの国々
6. 資料
6-1. 建築常用寸法に関する調査
6-2. 各種の提案数値
6-3. 用語の解説
函にスレ、キズ、ヤケ、シミ、背欠(画像参照)。
クリアカバーに多少スレ、キズ、ヤケ、イタミ。
小口天地、ページ周縁部ヤケ。
その他良好。