槇文彦、多木浩二、原広司、石山修武: 企画委員
新建築,
1985年, 252p, 297×222mm, soft
『新建築』創刊60週年記念として、槇文彦、原広司、アルド・ロッシが審査員を務めた国際アイデアコンペ「2001年の様式」の受賞作品、および審査評、さらには同内容にてドローイングの提出を依頼した招待作家の作品を収録したもの。
コンペ受賞者には若き日の入江経一やヴィール・アレッツらの顔などもみえる。
また、招待作家には、ピーター・クック、ルシアン・クロール、リカルド・レゴレッタ、チャールズ・ムーア、レンゾ・ピアノ、鈴木了二、伊東豊雄、磯崎新、篠原一男など国内外から70人(組)を超える、そうそうたるメンバーが揃い、それぞれのドローイングとテキストが収録されている。
80年代半ばという時代の中で、きたる21世紀の建築をどのように考えていたのかを知るという意味でも興味深い1冊。
さらには建築家たちが、コンペテーマをどのような切り口で料理しているかというのも見所。
なお、対談として多木浩二と石山修武による「<2001年の様式>が誘起し、そして、結果させたもの」もおさめる。
表紙に多少スレ、キズ、ヤケ。
小口天地、ページ周縁部多少ヤケ。
その他良好。